第27章 ☆ 銃 * ロー視点 ☆ ② ☆
その時後ろの扉が爆発した
その音に目を向ければ前に新聞で見た顔があった
あれが噂の麦わら屋か
麦わら屋が天竜人を殴ったのを見て
俺達はよくやったと思い海軍の事を教えた
せめてもの礼に
アヤから目を離したらステージの方から声が聞こえた
?)「お前!どくあます!一緒に殺すあますよ!」
「…」
人魚)「アヤちん!」
アヤが人魚を背に隠し天竜人の女と対峙していた
女が銃に力を入れようとした時…女が倒れた
後ろの壁から大物が出てきた
「さっきのおじさん」
レイリー)「おぉ!君は!連れていかれたから心配してたんだ。無事ではないな。コレを肩に当てるといい」
そう言って冥王屋は自分の服を少し破いて
アヤの顔を拭いて肩に巻いて簡単に止血した
アヤは礼を言うと冥王屋は人魚の首枷を外し
魚人の所に向かった
それを眺めていれば
冥王屋は麦わら達と魚人と人魚を連れて外に出ると話していた
レイリー)「お嬢さん。君はどうするのかね?帰る所があるのか?」
「…ある。帰る」
アヤは冥王屋に目を向けて冥王屋の問いに小さく短く答えた
レイリー)「我々は外に出るが着いてくるか?」
「…知らないおじさん達に着いて来てこんな目にあってるのに、また知らないおじさんについて行くとか嫌なんだけど」
レイリー)「はっはっは!それもそうだな!帰り方は分かるのか?」
「外に出ればなんとかなると思う。私の事はほっといて貰って大丈夫…落ち着いたらすぐ外に出るから先に出てて」
レイリー)「…お嬢さん、君は自分で首輪を外したのか?」
「…なにか問題でも?」
レイリー)「いや、君は凄い子だな」
「?」
冥王屋とそんな話をしていて
アヤがステージの端でふらついたのが見えた
落ち着いたらって…
これ以上離れられても困るし
海軍が来てるならあいつを連れて帰らなければ
☆☆☆
レイリーの呼び方《冥王屋》であってるのか?
☆☆☆