第27章 ☆ 銃 * ロー視点 ☆ ② ☆
アヤがゆっくりと頭をあげた
頭から血を流し左手で右肩を抑えて
痛みからか体が震えていた
白い服がアヤの血で赤く染っていく
?)「女!お前は俺の物になったんだぞえ!」
天竜人の男がアヤに銃を向ける
銃を知らないなら撃たれた痛みは初めて味わう物だろう
アヤは痛みに耐えるように歯を食いしばって睨んでいた
「…あんただれ?何したの?」
?)「頭が高いぞえ!俺を誰だと思ってるぞえ!」
「…知らないけど」
?)「お前は俺が買ったんだぞえ!1番の妻にしてやるえ!」
「はっ。あんたみたいな醜男に私は勿体ないからやめときな?あんた絶対女の喜ばせ方知らないでしょ?出直しな?」
小馬鹿にした笑みでアヤは挑発する
?)「死にたくないならこっちに来るえ!」
「さっきからそればっかね。恥ずかしくないの?つまらない男」
アヤの言葉に俺はニヤリと笑った
この状況でもそれが言える肝の座った女
なのにからかったら顔を真っ赤にする女
やはり他の女達とは違う
面白いやつだ