第19章 ☆ 仲間の言葉 ＊ ロー視点 ☆ ① ☆

ベポ）「アヤー！」




急にベポが大声を出した




「えぇ？！な、なに？！どうしたの？ベポ」




アヤは急に名前を呼ばれ驚いている


周りの奴らも手を止めてベポを見ている




ベポはアヤに近づいた




ベポ）「アヤ！」

「ん？どうしたの？」




アヤはベポを見上げて首を傾げ言葉を待った




ベポ）「オレ！アヤがいなくなったらさみしいよ！」

「？！」




アヤが目を見開いていた


ベポは涙目で言葉を続けた




ベポ）「ここがアヤの家族だよ！仲間だよ！オレ！アヤが好きだよ！」

「…」

ベポ）「いなくならないでね！ちゃんとここに戻ってきてね！」

「…」

ベポ）「死なないでね！死んじゃやだよ！」

「…」

ベポ）「オレ！アヤの事も他の皆も船も守るから！絶対戻ってきてね！」

「…」

ベポ）「約束だよ！」




アヤは目を見開いたまま視線を下を向けた




前髪で目元が見えなくなる




ｼｬﾁ）「お、おぅ！ベポの言う通りだ！」

ﾍﾟﾝｷﾞﾝ）「そうだ！アヤはもう仲間なんだから！」

ｲｯｶｸ）「アヤの居場所はここだからね！」




他の奴らもベポに続いて言い出した


アヤは宴の真ん中で固まっていた




よく見たら唇をかみ締めて震えていた




「…っ…」




次の瞬間







ポンッと音と共に…アヤから煙が出て消えた