• テキストサイズ

✿忍のハート✿【ONE PIECE】✧

第18章 ★ 怪我の事 * 夢主視点 ★ ① ★







自然とため息が出たが…私はハッとした

私は何を言ってるんだ



「…ま、まぁ、そんな感じー」



頭を上げてなるべく明るい声と笑顔で私は喋った

両手で紅茶を引き寄せた



「話がそれちゃったね!まぁチームで戦う時を想定した修行だったんだよ!自分より強い相手に協力してチームでどう戦うか!本当ならね!」



笑って誤魔化せるだろうか…

あーミスったな
この人達にそんな事言う必要なかったのに…
口が軽くなってる気がする
やだなー


ベポ)「…アヤは」

「ん?」


ベポに呼ばれ視線を向ければ眉を下げで悲しい顔をしていた


ベポ)「アヤを最初に見た時、大怪我してた。あれは戦ってたの?」


…怪我…?


「あ、そう言えば私って釣られたんだっけ?誰が釣ったの?」


そうだった!

私その人達にお礼言ってない!


私はローに視線を向けて首を傾げた


ロー)「あ?なんだ、言ってなかったのか?」

「ん?」


ローは私に向けてた顔を上げた


シャチ)「そう言えば忘れてた」

「ん?」

ロー)「シャチとベポが釣ったんだよ」

「え?!そうなの?!」

ロー)「あぁ。お前、会いたいって言ってただろうが。だから食事を持って行かせたんだが」

「あ、そう言う事?なんでこんな尋問も碌に出来ない2人なのかと思ったけど…油断させる為とか思ったよ」


へー。納得だわー
そんな意図があったとは


ペンギン)「酷かったよな」

イッカク)「ここで見てたけど私でも思うわ」


私の言葉になのか、ペンギン達の言葉になのか
ベポとシャチは肩を落とした


「「……」」


私はそんな2人に顔を向けて笑顔で言った

笑顔大事!



「そうだったんだ!いやーあの時はありがとうね!助かったよ!」


私の言葉に2人は顔を上げ安心した顔を向けられた


シャチ)「いや、助かって良かったよ。本当」

ベポ)「俺達釣っただけだよ。治療したのはキャプテンだし、いや、それよりあの怪我だよ!」

「ん?あぁ。怪我の事ね」


ちっ。覚えてたのか
いや、話すつもりだったけどさ
その、もうちょっと心の準備が…

いや!頑張れ私!
ここで逃げたら女が廃る

私そっと右腕の二の腕を抱きしめた
ローがそれを眉間に皺を寄せて見ていた




「…あの時は…

/ 1143ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp