第3章 ☆ 初めまして * ロー視点 ☆ ② ☆
食堂では
あの女の荷物をペンギンが、服をイッカクが見ていた
ロー)「ペンギン、何か見つかったか?」
ペンギン)「あ、キャプテン!これなかなか興味深いですよ」
イッカク)「服もなかなか面白いですよ!」
俺は2人があの女の持ち物を広げてるテーブルの椅子に座って話を聞く事にした
席に座れば他のクルーがコーヒーを持ってきた
ロー)「…順に説明しろ」
ペンギン)「あーまずイッカクからどうぞ」
イッカク)「え、いいの?」
ペンギン)「どうぞどうぞ。レディーファースト」
イッカク)「あら、ならお言葉に甘えて」
ロー)「…さっさとしろ」
ペンギンから先を譲られたイッカクが女の服を説明し出した
イッカク)「初めて見る素材の服ですよ。胸当ても見た事ない素材です!ナイフで切っても切れにくい素材なんですかね?ズボンの所もホルダーが何個か付いてて、なんか巻き物って言うのかな?そんな感じのやつもありました!中を見ても読めなかったんですけど」
ロー)「巻き物?」
イッカク)「そう。これです」
ロー)「…」
イッカクに手渡された物を開いたが
こんな文字見た事ない
なんだこれは
眉間に皺が寄ってため息が出た
ロー)「…ペンギンは?」
ペンギン)「カバンの中には刃物が数本。後は薬草とか包帯、見た事ない丸薬もありました」
ロー)「薬草だと?」
ペンギン)「はい。これです。んでこっちが丸薬」
ロー)「…」
確かにこんな薬草見た事ない
それにこの丸薬も初めて見る物だ
なんだあの女