第94章 ☆ タトゥー ☆ ロー視点 ☆ ② ☆
店に着けば2人?が出迎えて
般若と言う奴の顔を見たらムカついたが
嬉しそうな、楽しそうな女の顔を見ていたら
今はやめとこう
そう思って俺は先に作業部屋に入った
色んな機材があって
俺も入れた当時の事を少しずつ思い出していた
女がアヤを連れて来て少し話した
俺は入れた後にシャチ達に見せた当時の事を思い出して
頬が緩んでいた
女はタトゥーの準備をしながらアヤとタトゥーの話をしていたので
一応…シャチ達が書いた紙を渡して話し合った
せっかく書いた紙を使わなかったら
この紙が可哀想だからな…この紙が
まず指から入れ始め眺めながら話していれば
アヤが
「痛いな」
とか言い出した
は?
思わず眺めていた視線をアヤに向けた
ロー)「…痛くないと思ったのか?」
般若)〘君は割と大怪我してても平気そうだったのに…こう言うのは痛いって言うんだね〙
いのり)「…まぁなるべく痛くない様には…したいけど…こればっかりは…」
「…なんか、太ももとかにも入れたくなって来たな…」
ロー)「…太もも?」
「うん。変?」
ロー)「いや、変では無いが」
太ももの方が痛いだろ
「でも今日で全部入れるってなったら時間かかるね」
は?
ロー)「お前…まさか今日1日で全部入れるのか?」
「え?じゃないの?」
いのり)「え?!それはなかなか…」
「え?私、そのつもりだったんだけど…」
いのり)「…」
心配そうに俺に目を向けた女
ロー)「…まぁいい…出来る所までやってくれ」
いのり)「うん…分かった」
「…」
アヤは馬鹿なのか
ワンポイントとかならまだしも
分かってるのか?
左の手のひらに入れて
指にも入れて…右肩と左の横腹だったか…そして太もも?
何故太ももなのか分からないが
…そんなに一気に入れたら…とか思ったが
まぁいい
女に任せようと思って…任せた
もしアヤの体になにかあってら猫が出てくるだろ