第90章 ☆ 次の旅路 ☆ ロー視点 ☆ ① ☆
猫達の世界に行けばアヤは治る?
俺はいまいち分からなかった
ただ今のアヤは戦力的に0に等しいと言う事
それは聞いたから分かっていたが…
嚇母)“君達を離す事になるけど…僕達の世界なら時間の流れが違うから…この世界で2ヶ月ぐらいかな”
「だいぶ早いな」
嚇母)“うん…だから相談…どうする?”
「「…」」
嚇母)“…ついでに…あっちの世界に1度だけ…アヤを連れて行こうかと”
「「?!」」
そんな事が出来るのか?!
嚇母)“僕達がこっちの世界に顔を出せるように…多分同じ原理を使えば行けると思うんだ…まぁ僕のチャクラだけでは無理だから長に頼む事になるけど…今あっちの世界で大変な事になってて…それは別にいいんだけど…そこで《穢土転生》が使われるかもしれないんだ…その準備をしてる奴がいるんだって…君の師匠もその対象なんだ”
「え?!」
ロー)「…それはなんだ?」
アヤの反応に少し疑問を持った
アヤに聞けば少し俯き声を低くして答えた
「…禁術で…簡単に、言えば…《死者の蘇生》」
ロー)「は?」
「ほ、本物じゃないよ…口寄せなんだけど…その対象が人で…死んだ人を、口寄せするの…記憶とか戦闘能力とかそのままで…」
嚇母)“僕達みたいな感じ…中身は全然違うんだけどね”
ロー)「…」
俺達の反応を無視するかのように猫は言葉を続けた
嚇母)“木の葉を…アヤにとって悲しい物で終わらせたくないし…アヤには自分の事を知る権利があると思うんだ…”