第88章 ☆ その後 ☆ ロー視点 ☆ ② ☆
嚇母)“なんか食べる物ない?普段はアヤが食べてる物をエネルギーとして貰ってるからこんな事無いんだけど、今寝てるし…アヤに力を渡してるからお腹空くんだ”
ロー)「アヤに力を渡す?」
嚇母)“早く目覚めて欲しいだろ?だから僕の力をアヤに流してアヤの体を内側から治してるんだけど…僕も昨日の戦いで完璧に回復してなくてね…僕はアヤと違ってこの世界の自然チャクラを使うのに慣れてないから大変なんだ”
クロガネ)「自然チャクラならアヤが使えるじゃろ?アヤに流してるってんならアヤからも受け取れるんじゃないんか?」
嚇母)“今、アヤの点穴がボロボロなんだよ”
クロガネ)「なるほどのう」
ロー)「…アヤは目覚めるのか?」
嚇母)“明日にはね。昨日洞窟の前で話したろ?2、3日って…アヤが目覚めて体を動かせる分には回復させようかと思ったんだけど…なかなか時間がかかりそうなんだ”
ロー)「…」
嚇母)“大丈夫だよ。確実に目覚めるから…明日にはアヤと話せるよ”
クロガネ)「あ、そうじゃ…アヤの夜叉白雪の話じゃが…あっちの世界では夜叉白雪では無く銀夜叉に変わったんじゃ」
「「「銀夜叉?」」」
ロー)「…」
クロガネ)「そうじゃ。アヤは夜叉白雪になった時の事を封印されて、自分の知らない所で…2つ名が呼ばれとって、まぁ色々あってブチ切れた時があってのう。その暴れっぷりから夜叉白雪ではなく銀夜叉となったんじゃ」
シャチ)「ブチ切れてって」
ペンギン)「アヤって短気な時あるよな」
イッカク)「そういう問題?」
クロガネ)「仕方ないじゃろ…アヤ自身は覚えとらん事じゃが…いくら説明されても…自分の大切な人を殺されて平気な人間がおるか?」
「「「え?」」」
ロー)「…」
クロガネ)「アヤが仲間を殺したのは変わらん…例え幻覚にかけられとっても…覚えとらんくても、な…」
「「「…」」」