第88章 ☆ その後 ☆ ロー視点 ☆ ② ☆
クロガネ)「…確かピンクの短髪に緑眼。そして右の眉の上に刺青を入れとった。太陽のような形のな…身長はグラサンぐらいじゃったかのう」
シャチ)「…探すんですか?」
ロー)「逆だ。見つからないように…周りを警戒するだけだ」
クロガネ)「変わってなければ、じゃぞ?この島でのムエと言う忍は顔が少し変わっとったし…ワシは髪の色が変わっとった」
イッカク)「え?それアヤも?」
嚇母)“アヤは体が変わった。身長が5cmも伸びた”
イッカク)「え?!そうなの?!」
嚇母)“でもアヤ、馬鹿なんだよ?気付いてないんだから…この世界の人間、比較対象が皆身長高いから”
そう言って俺に目を向けた猫
俺を見るな
俺はため息を付いて話を戻した
ロー)「…イアンの件…警戒するに越した事はないだろ」
クロガネ)「まぁ、そうじゃが…それよりはアヤを独りで歩かせるなよ…また幻覚にかけられでもすればお前さん達ではどうしようもないからのう…坊主。お前もじゃぞ」
クロガネ屋は俺に指をさして来た
思わずその指を睨んでしまった
ロー)「…」
ペンギン)「…なんでキャプテン?」
嚇母)“まぁベッタベタだもんね”
クロガネ)「引くぐらいにのう」
ロー)「…」
クロガネ屋達の言葉にシャチ達は首を傾げた
ベポ)「なんの話?」
シャチ)「さぁ?」
ロー)「黙ってろ」
嚇母)“まぁいいんじゃない?君が守り石を持ってる限り僕もアヤも君の変化に気付ける。アヤに何かあっても守り石から君にも僕にも分かるようになってる。もし2人に何かあっても僕が分かる。僕って凄いね。偉いでしょ?”
「「「すげぇー!」」」
シャチ達の言葉に気分を良くして浮き出した猫
嚇母)“ふふん!凄いだろー?僕は凄くて偉いんだー”
ベポ)「ネコさん、アヤみたい!」
シャチ)「そう言えば半分アヤって言ってたよな?」
嚇母)“僕は君達の守り神だー”
ペンギン)「急にテンション上がり出したな」
イッカク)「どうしたんだろう」
嚇母)“…お腹空いた”
ジャンバール)「急に静かになった」
クロガネ)「情緒不安定か」