第88章 ☆ その後 ☆ ロー視点 ☆ ② ☆
クロガネ)「カカシはわざと刺されたんじゃ…アヤの動きを止める為に…急所は外してたがアヤはカカシを刺したショックから一瞬我に返ってな、自分にかけられた幻覚を無理矢理どうにかしようとしたんじゃろうな…急に呻き声を上げて、頭を抑えて苦しみ出してな…泣きながらカカシの名を呼んで…アヤは倒れた」
「「「…」」」
クロガネ)「生き残った奴でカカシとアヤを連れ帰ったり、逃亡したイアンの足取りを追ったが…手がかりが掴めず、イアンはそのまま消えた」
ロー)「…アヤは?」
クロガネ)「…アヤは幻覚を無理矢理解いた反動でか熱を出して5日後に目を覚ました…その間にアヤの処分が決まってな…幻覚にかけられていたとは言え仲間を殺した罰で、処刑が決まった」
「「「は?!」」」
ロー)「…」
嚇母)“…”
クロガネ)「…まぁそれはカカシやワシ、火影様の力でなんとか免れたが…半年間の忍の剥奪、24時間の監視に、隊の異動…イアンの事での尋問と拷問…そして記憶の封印が決まってのう…」
「「「封印?!」」」
クロガネ)「アヤは知らん。自分の記憶が封印されとる事をな」
嚇母)“なるほどね…アヤの頭の中にある封印術はそれか…”
クロガネ)「アヤには言うなよ…」
嚇母)“言わないよ”
ロー)「その封印ってのはイアンって奴の事全部か?」
クロガネ)「いや、イアンと最後に向かった任務の事だけじゃ…当時火影だったアヤの師が封印した…アヤが寝てる間にな」
ロー)「…」