「新テニ」理想のペア、Exciting situation
第4章 地下鉄より地下の秘密のテニスコートへ
「I can't lose either.(オレも負けていられないな)」
「Do it your own way.(勝手に言ってなさい)」
ブレイトンから離れ、水筒を飲んでいた木手でした。
「・・・・・・」
丸井は気を紛らわすため、ガムを噛もうとポケットからガムを取り出したところをカークに見られます。
「What's that?(それは何だ?)」
と、聞かれました。
「It's gum.(ガムだよ)」
「Looks delicious.(美味そうじゃん)Give it to me.(くれよ)」
カークは丸井にガムをねだります。
「えっと・・・・・・」
丸井は持っていたガムを差し出そうかどうしようか考えていたところ、急に目の前からガムが消えました。木手がさっと持って行ったからです。
「このガムはオレが預からせていただきますよ」
「キテレツ、いつの間に。あれ、さっきまでブレイトンとハグしてたんじゃ」
「はあ」
木手はどうしたといった顔で丸井を見たあと、カークの方を睨んではメガネを光らせます。