• テキストサイズ

「新テニ」理想のペア、Exciting situation

第4章 地下鉄より地下の秘密のテニスコートへ



 ブレイトンが打ち返し、木手が打ち返したあともブレイトンが打ち返しました。その後、丸井が得意技の妙技綱渡りを決め、もう一ポイント取ったのです。


 駅員F「ポイント~、丸井・木手!」


 「キテレツ、先打つ?」
 電動列車が動き出したとき、丸井が木手の後ろに並ぼうとしたところ、


 「あなたがポイントを決めたのですから、先に打ったらどうですか」
 と、木手が丸井の後ろに並んでいました。


 「じゃあ、お先に」
 丸井は電動列車の荷台の方へボールを打ちます。成功か、ボールは荷台の中に入りました。


 「次はオレの番ですねぇ」
 木手も打つと、荷台の中にボールが入ります。


 「やったな」
 丸井はハイタッチしようとしましたが、木手にスルーされてしまいます。丸井は「ちぇ~」と風船ガムを膨らませていました。


 駅員F「丸井・木手の現在、荷台の中に入っているボールの数は四個でございます!」
 と、審判が言ったときです。


 「That's amazing!(すごいね!)」
 ブレイトンが木手に抱きついてきました。


 「・・・・・・」
 木手はやれやれといった表情でしたが後ろ姿だったため、丸井からは少年の表情は見えていなかったようです。動揺し、再びモヤッとなっていました。
/ 151ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp