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「新テニ」理想のペア、Exciting situation

第4章 地下鉄より地下の秘密のテニスコートへ



 跡部の説明によると、まずはテニスでどちらかのペアが先に一ポイントを取ったあと、電動列車の荷台の中に向かってボールを入れます。


 ポイントを取られたペアはもちろん、電動列車の荷台の中に向かってボールを打つことは出来ません。また、阻止すると失格になります。


 電動列車の荷台の中へボールを打てる数は、一人一回ずつです。


 「じゃあ、例えば、オレとキテレツが先に一ポイントを取ったあと、列車の荷台に向かってオレが一球、キテレツが一球打てるってことか」


 「二人で同時に打ちますか?」


 「いや、順番決めて一人一球ずつ打った方がやりやすいだろう」
 と、跡部は木手の質問に答えました。


 「分かりました」


 「なあ、荷台に向かってボールを打ったあとはまたテニスの勝負再開か?」
 次に丸井が跡部に尋ねると、少年はフッと微笑します。


 「ああ、またテニスで先に一ポイント取ったペアが荷台に向かって一人一回ボールを打つ繰り返しだ。これでルールは分かったな?」
 跡部は理想のペアが頷いたのを見てから、カークとブレイトンに英語で今回のテニス勝負のルールを伝えていました。すると、彼らは張り切り出します。


 「Hey, the rules are easy.(なんだ、ルール簡単じゃねえか)」
 先にカークが口を開きました。
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