「新テニ」理想のペア、Exciting situation
第4章 地下鉄より地下の秘密のテニスコートへ
「Where is it?(どこにあるの?)」
「It seems a little far from here.(ここからちょっと遠い場所のようです)I'm in trouble.(困りましたねぇ)I don't have that much time(そんなに時間もありませんし)」
「Don't you know tennis courts?(お前はテニスコート知らないのか?)」
カークが丸井に聞いていたようですが、
「I don’t know. (さあね)」
と、返事した丸井は木手とブレイトンのやりとりを見てぼうっと風船ガムを膨らませていました。
「よぉ、お前ら、こんなところで何の立ち話をしてるんだ? あーん」
丸井たちの姿が見え、声を掛けてきた跡部です。跡部は理想のペアに片手をあげたあと、カークの方を見ていました。
「跡部こそ、あのあと合宿所に帰ったんじゃなかったんだな」
「まだ黒部コーチのゲームのことで何か?」
「いいや、オレ様個人の用だ。おい、そこの茶髪の外国人って言っても日本語だから通じねえか。Hey, that brown-haired foreigner over there.(おい、そこの茶髪の外国人)」
と、跡部はカークを英語で呼びます。