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「新テニ」理想のペア、Exciting situation

第3章 金座駅までの誘惑とドギマギ



 「オレは用済みな上に、電話切るの早えって」
 濡烏は携帯をポケットの中にしまい、これからどうしようか、電光掲示板を眺めていました。


 濡烏との電話を終えたあと、黒部コーチは机の上にあった新聞紙を広げます。そして、


 「丸井くん、木手くん、まだゲームはここからですよ」
 と、黒部コーチは言っていました。彼は新聞を読み、缶コーヒーを飲んでいたのでした。


 黒部コーチが読んでいた新聞の内容は、地下鉄でお菓子を売る外国人たちがいることで話題になっていた記事だったのです。


 しかも、その外国人たちの中には、万川駅で丸井を連れ去った男性もいました。さらに、彼らはちょうど現在、金座駅でお菓子を売る活動をしています。


 彼らが金座駅にいることをまだ知らない理想のペアは、湫袋駅行きの切符を買い、指定のホームへ歩き出すところでした。
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