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「新テニ」理想のペア、Exciting situation

第3章 金座駅までの誘惑とドギマギ



 トイレの近くを通りかかると、駅員はそこにいたようです。今度は木手が声を掛けます。

 
 「失礼します。月比谷線はどちらですか?」


 駅員C「おっ、何だ君は」
 木手にびっくりしていた駅員Cでしたが、木手の横にいた丸井を見て安心した表情になっていました。


 そんな駅員Cに木手がゴーヤーを差し出そうとしていたところ、丸井が抑えました。


 「やめろぃ。すみません、オレたち、金座駅に行きたいのですが、月比谷線がどっちにあるのか分からなくて迷ってます」


 駅員C「月比谷線なら、突き当たりを右に行ってずっと真っ直ぐ行くと分かるよ」


 「すみません、ありがとうございます。ほら、木手はまた……。行くぞ」
 ゴーヤーを駅員Cに出そうとしていた木手の腕を引っ張り、移動した理想のペアでした。ちなみに濡烏もついて来ていました。


 駅員Cの言う通りに進んでみると、月比谷線にたどり着くことが出来た少年たちです。ホッとしたときのことでした。


 「すっげぇ喉渇いた」
 と、丸井が言い出したのです。


 「我慢出来ませんか」


 「カラカラでもう限界なんだけど」


 「Oh, is that a vending machine over there?(おー、そっちにあるのは自動販売機か)」
 ここで濡烏が丸井を誘惑します。
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