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「新テニ」理想のペア、Exciting situation

第2章 芝谷駅で迷う外国人と幾つもの誘惑



 「What…(何…)」


 「さっきも言ったように、今回のゲームはオレとの勝負が目的ではないでしょう」


 「解らねえよ、さっぱりだ」


 ようやく、会話が日本語に戻った理想のペアです。


 「では、なぜ、オレはあなたが何かを買おうとする度に阻止するのか、よく考えてください。それから、怒ってください」


 「……」
 真剣な表情で言い、背を向けた木手に丸井は顔を下に向け、反省をしたような表情になります。


 理想のペアの様子をしばらく見ていた青年が口を開きかけたところです。


 「Hey, what's the fight going on inside the station?(おいおい、駅の中で何ケンカしてるの)」
 茶髪に青い瞳の外国人男性が声を掛けてきました。


 丸井と木手はもう一人の外国人の登場に顔を見合わせます。


 「Why don't you leave that girl and go somewhere with me?(一回、その子と離れてオレとどっか行かない?)」
 と、茶髪の外国人男性に肩を組まれそうになった丸井は、さっと逃げました。
 
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