• テキストサイズ

「新テニ」理想のペア、Exciting situation

第1章 プロローグ



 何とか物を落とさずに済んだ丸井は、木手が炒め物のコーナーに移動している姿に緊張の面持ちで視線を送ったあと、新作のケーキをトングで取り始めます。


 「このフルーツのいっぱい乗っかったケーキ、美味そうだろーい」


 一方で木手も炒め物のコーナーから丸井の様子を窺っていました。そのおかげか、間違った食べ物をお皿にチョイスしてしまい、少年は戸惑った表情です。そんな木手に、同じ比嘉中テニス部仲間の甲斐裕次郎と平古場凛は不思議そうです。


 翌日も、同じメニューでのサーキットトレーニングが続いていました。


 「コシマエには負けへんでぇー」
 遠山金太郎が越前リョーマの隣を走ります。


 「たかがランニングじゃん。勝負するなんて、まだまだだね」


 「そう言いながらコシマエも走るペースを上げとるやないかー」


 「そっち、盛り上がってるね。お先に」
 不二周助が越前と遠山を抜かし、前を走りました。


 「にゃろー」


 「不二周助のあんちゃん、わいらに勝負を挑むか」

 並びながら走っていた越前と遠山は、不二に追いつこうとしていたのでした。


 越前たち三人が行って、丸井もゴール地点まで走ったあと、休憩に入ります。
/ 151ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp