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「新テニ」理想のペア、Exciting situation

第2章 芝谷駅で迷う外国人と幾つもの誘惑



 「Yay(イエーイ)」
 青年も丸井と一緒になって歩み始めようとすると、


 「No, no, no, no(だめ、だめ、だめ、だめ)」
 と、止める木手です。


 「なあ、キテレツ、オレ、そろそろ腹減ってきたんだけどな」
 丸井は中華料理店に行きたそうにしていましたが、


 「No, no, no, no(だめ、だめ、だめ、だめ)」
 木手が英語で言って首を横に振ります。


 「ちぇ~」


 「Is it okay if I drop by for a little while?(ちょっとぐらい寄ってもいいのでは?)」
 と、外国人も言いましたが、


 「Not now(今はだめです)」
 木手はゲームオーバー阻止のため、中華料理店へ行くのを固く断ります。


 「It's a shame(残念だ)」


 「……」
 このとき、木手は青年がやたら丸井に買うものを勧めていると怪しんでいました。青年の方に顔を向け、メガネを光らせます。


 「……」
 丸井の方も、何か買おうとする度に阻止してくる木手のことを怪しんでいたのでした。木手をじっと見て、片手を腰にやっていました。
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