• テキストサイズ

「新テニ」理想のペア、Exciting situation

第2章 芝谷駅で迷う外国人と幾つもの誘惑



 冬花原駅への電車に乗るホームへ行くとき、丸井たちは二番ホームへ行くはずが五番ホームに行ってしまいます。


 「え、おかしいな。電光掲示板の矢印の通りに来たわけなのに」


 「落ち着きなさい。戻って行けばいいだけでしょう」


 「そっか」
 丸井は深呼吸し、心を落ち着かせ、先に階段を上って行った木手と外国人男性のあとに続きました。


 もう一度、電光掲示板を見ながら五番ホームへ行く途中、少年たちは売店の前を通り掛かります。


 「They sell delicious-looking things.(美味しそうなものが売っていますね)」


 「なっ、美味そうなものが売ってるよな」


 「I especially want the ones sold there.(特にあそこに売っているの欲しくなりますね)」


 「ああ、良いのがあるな」


 「通訳アプリやネットを使ってもいないのに会話が成り立っていますね」
 と、丸井と外国人男性の会話にツッコんでいた木手です。


 「I want to eat lunch(お弁当が食べたいな)」


 「Shall I buy it?(買っちゃう?)」
 英語でそう返した丸井に、


 「Yay(イエーイ)」
 テンションが高くなっていた外国人男性でした。
/ 151ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp