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「新テニ」理想のペア、Exciting situation

第2章 芝谷駅で迷う外国人と幾つもの誘惑



 「Oh, what kind boys!(おお、なんて親切な少年たちなんだ)I'll take your word for it(お言葉に甘えさせてもらうよ)」


 「I'm going to three stations before Kudebukuro Station. Is that okay?(湫袋駅の前に3箇所の駅に行きますがよろしいでしょうか)」
 木手が尋ねると、外国人男性はにこやかに返事をしました。


 「It's okay(平気だよ)」


 「大丈夫って言ったな?」


 「そのようですね」


 「黒部コーチのゲームに付き合ってもらう感じみたいになるから、その人に悪いな。切符代はこっちで出すよ。って言っても合宿所を出る前に黒部コーチから預かったお金だけど」
 丸井が外国人男性の分の冬花原駅への切符を買いに行こうとすると、


 「勝手に使っていいのですか?」
 と、木手の止めが入ります。


 「そうだな。ちょっと合宿所に電話してくる」
 足を止めた丸井は、木手と外国人男性より離れた場所で電話をしました。


 電話はすぐに黒部コーチにつながり、丸井がこれまでのことを話すと、


 「お金は好きに使って大丈夫です。では頑張って。また何かあったらご連絡ください」
 とだけ言い、電話が切れてしまったのでした。
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