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「新テニ」理想のペア、Exciting situation

第6章 (最終話)エピローグ



 「・・・・・・」
 丸井が行ったことに気が付いた木手は、丸井の行った方に目を向けていたのでした。



 そんな比嘉中テニス部部長に平古場たちはニヤッと笑っていましたが、木手にゴーヤーを突きつけられ、四人とも背筋をピンと伸ばします。


 サーキットトレーニング中のときや、休憩のときのことです。丸井は木手と何度か行き会っていました。


 ランニングでコースは全く別だったはずが途中で一緒になったり、休憩のときは宿舎まで戻った自動販売機前で丸井と木手は行き会ったのです。


 しかし、前より木手へのぎこちなさを感じなくなってきたようです。先日の黒部コーチのゲームクリア後の成果かもしれないと、丸井自身感じていました。


 汗でびっしょりになったTシャツを着替えにロッカールームへ行ったときも、丸井は先に着替えに来ていた木手と行き会います。一瞬、びっくりしていた丸井でしたが、


 「暑いな」
 と、ふっと笑い、ロッカールームの中に入ります。普通にTシャツを着替えることが出来ます。


 「・・・・・・」
 急に緊張が走ってきたか、木手は丸井に背を向けていました。



 「なあ、キテレツ、このあと打たないか?」
 丸井がテニスの練習に誘います。
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