• テキストサイズ

「新テニ」理想のペア、Exciting situation

第6章 (最終話)エピローグ



 「そっか。どちらかというと朝起きるの苦手な方だな。ま、頑張って起きるけど」
 そう言ったあと蛇口ハンドルをひねり、丸井も水を飲みました。



 「アナタ、意外と遅刻しませんねぇ」



 「キテレツ~、オレが時間ルーズだと思ってるな?」



 「はい」



 「そんな、はっきり頷かなくたっていいだろい。まっ、キテレツこそ朝早えよな。真面目じゃん。オレが来たときにはもう平古場たちと集合場所に先にいるもんな」



 「平古場くんたちの場合はオレが朝、ゴーヤー食わすよぉと起こしているからですがねぇ」



 「わー、そりゃあ起きるわー。まだ寝ていたかったら平古場たちが可哀想だろい」



 「問題ないでしょう」



 「ある」



 「丸井くん?」



 「何も言ってねえよっ。じゃあな」
 丸井は先に宿舎の方へ戻って行きます。



 丸井が行ったあと、後ろの方から視線を感じた木手です。少年が振り返ると、甲斐と平古場と知念がニヤニヤした表情で立っていました。その横に柳生も立っていて、メガネをキランとさせています。



 「何ですか、あなたたち」
 木手は小さくため息をつき、甲斐たちに言いました。
/ 151ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp