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「新テニ」理想のペア、Exciting situation

第5章 湫袋駅行き電車内での誘惑



 「Is it a personal story?(身の上話か)」
 子どもの外国人と会話をしているカークを一瞥した丸井と、


 「I'm not interested, though.(オレは興味ありませんがねぇ)」
 背中を向けて言った木手です。


 「Eventually, we even talked about the good things about Japan.(やがては、日本の良い所の話までいったってところさ)」


 「I never thought you'd be able to talk like that.(お前がそこまで語れる男とは思ってなかったぜ)」


 「Kirk・・・(カーク・・・)」


 「Nurekarasu・・・(濡烏・・・)」


 「何だこれ・・・・・・」


 「見ていられませんねぇ」

 濡烏とカークがお互いフッと笑って向かい合っている姿に苦笑の丸井と、片手をおでこにやっていた木手でした。


 電車が本高三丁目駅に停車するとき、濡烏とカークが頷き合っていました。


 「オレは彼とこの子とここで降りるよ」
 と、日本語で言った濡烏です。
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