「新テニ」理想のペア、Exciting situation
第5章 湫袋駅行き電車内での誘惑
「Um, what platform was the train for Kudebukuro Station on?(あれ、湫袋駅行きの電車って何番ホームだったけ?)」
先ほど、地下鉄より地下の秘密のテニスコートでカークとブレイトンとテニスゲームをしたためか、丸井は忘れてしまいます。
「It's the fourth platform.(四番ホームだよ)」
と、濡烏がぱっと答えました。
「That's right, I remembered.(そっか、思い出した)Thank you.(ありがとうございます)」
「It's almost time to leave.(出発の時間、そろそろですね)」
発車標を見て行った木手です。
理想のペアは濡烏と四番ホームへ向かいました。
四番ホームまで来た少年たちは袋駅行きの電車を待ちます。
「・・・・・・」
丸井はカークとブレイトンのことを思い出していました。地下鉄より地下のテニスコートでゲーム後に去って行った二人の後ろ姿が、頭の中に思い浮かんでいたようです。
「彼らのことは忘れなさいよぉ」
丸井の考えがお見通しの木手が言いました。