第7章 気まずい
突然後ろから名前を呼ばれビックリして振り返ると、そこに居たのは黒縁メガネを掛けた男性ともう1人初老の男性がいた。
『あっ、確か喜夜のお友達の牛沢さんでしたっけ?』
牛「覚えててくれたんだ。何してたの?買い物?」
『はい。牛沢さんはお出かけですか?』
牛「丁度今からヨシヤん所行く途中だったんだよ。」
『そうなんですか?!』
桜達が話していると
「うっし~俺の事忘れないでよね~。」
と、言いながら牛沢の肩に覆い被さる。
牛「あぁ、そうだった、このおじさんガッチマンって人。ヨシヤとも仲良い人だから。」
『初めまして、喜夜の双子の妹の桜です。』
ガ「君が噂の桜ちゃんかぁ~!よろしくね!」
自己紹介をしていると、私の後ろに隠れてたクレハがぴょこっと顔を出す。
ク「喜君のお友達?」
『そうみたいだよ。』
そう言うと2人の元に行き、
ク「初めまして!クレハです!今桜ちゃんのお家に住んでます!よろしくお願いします!」
とニコニコしながら2人に挨拶をする。
牛「あぁ、成程。ヨシヤが言ってた子ってこの子か。」
ガ「いやぁ~聞いてた以上に可愛い子だね!確かに分かるわぁ~!」
2人がクレハを見ながら、成程成程と言いながらニヤニヤしていた。
『もし良かったら乗って行きますか?丁度帰るところだったんですけど。』
牛「えっ!それは悪いよ!」
ガ「そうそう!女の子の車に男がしかも2人乗るのはまずいよ!」
『喜夜の友達なら危険じゃないですよね?同じ場所に向かうなら丁度いいじゃないですか?それに私の車広いから大丈夫です。』