第5章 無題
何かあった時用にとおじぃに渡されていた携帯を取り出し直ぐにおじぃに連絡をした。
拙い言葉で、泣きながら支離滅裂な事を言っていただろう。
だけど、おじぃは直ぐに来てくれた。
クレハの状態を見れば大人なら直ぐに察しが着くだろう。
おじぃが色々な手配をしてクレハは、保護された。
暫く学校に来れない事を聞き、クレハの様子も分からなくて不安な日々が3ヶ月ほど立った時、おじぃから、呼び出しがあった。
迎えの車が来て、目的地に着くとそこにはクレハがいた。
私は、泣きながら駆け寄り、お互い抱き合い再会を喜んだ。
子供の私にわかりやすく、教えてくれたのは、クレハが新しい親元でこれから過ごすこと。
学校も来れるようになった事だった。
クレハも元気そうな様子に私は、安心した。
残酷な真実を知るまでは。