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出会いは突然に

第23章 少しづつ


リビングに戻り、2人が帰り支度をしていたので

『キヨ、レトさん、早い内にちょっと時間作ってくれないかな?』
キ「どうした?改まって。」
『これ。』

と、言いながら子供達に見えない位置から資料の入った封筒を見せる。

レ「なる程ねぇ、分かったよ!キヨくんとなるべく時間合わせるよ!」
『ありがとう。』
よ「んじゃ、2人送ってくるわ。」

3人は子供達に、挨拶をし帰路に向かった。

『さてと。2人共ちょっと此方に来て!』

桜が声をかけると、クレハに連れられて子供達は、席に着く。

『明後日からおじいちゃんが作った学校に通うことになりました。送り迎えは、専門の人がしてくれるから、安心して。クラスも少人数から始めて行くみたいだから、怖くないと思う。』

桜の説明を大人しく聞いている2人。
ある程度説明をし

『どうかな?何か分からない事ある?』
あ「…どうしても学校行かなきゃダメかな…。」
『私ね、正直勉強できなくても生きて行けるって思ってるの。』

俯いていた2人が少し顔を上げる。
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