第23章 少しづつ
『勉強何て大人になってからも出来るし、ご飯だって家で食べればいいから学校何て必要ないって思ってた。だけどクレハと出逢って学校に通う本当の大切さを、私は知ったんだ。』
桜は、真剣なまなざしで
『無理にとは言わない。1人でもいいから友達を見つけて欲しい。大人になるとね、そう言う大事な者を見つける場所も時間も無くなっちゃうから、学校と言う素敵な場所での素敵なお友達を2人には見つけて欲しいの。私がクレハと出逢えたように…。』
桜の言葉に2人は少し考え頷き
あ「分かった。もし大切な友達が出来たらここに連れて来てもいいの?」
『勿論!その時はとびっきりのお菓子用意してあげる!』
2人はぱぁっと顔が明るくなり、学校で何をしようとか話をしている。
ク「桜ちゃん、桜ちゃん。」
『ん?』
ク「私桜ちゃんと出逢えて良かった…。凄く凄く幸せだよ!」
『ふふっ私もクレハと出逢えて本当に良かったって思ってるよ。これからも宜しくね。』
4人は、学校の支度をしたり教科書などに名前を書いたりしながら、よしやが帰ってくるのを待った。