第21章 サプライズ
レトルトとクレハは、お土産を見に来ていた。
ク「こぅさん!見て見て!可愛い!」
キャッキャとはしゃぐクレハの後ろを着いていくレトルト。
レ「クレハちゃん、走ると危ないよ!」
ク「はぁい、あっ、これ可愛いね!」
クレハが指差したのは、ちりめんや染め布等で出来た、熊と猫と兎の小さなマスコットストラップだった。
レ「可愛いね!」
ク「私買ってく!」
楽しそうに選びながらお土産を選んでいるクレハ。
レトルトも、お土産を選び2人は旅館に戻る。
ク「やっぱり誰も戻ってきてないね。」
レ「そやね、クレハちゃんお茶飲む?」
ク「飲む、ありがとう!」
お茶を用意してると
ク「レトルトさん、これ。」
クレハが取り出したのは小さな袋。
レ「これってさっきの?」
ク「そう!レトルトさんにプレゼント!」
レ「実は俺も。」
そう言いカバンから出したのは、同じ土産屋の袋。
ク「開けていい?」
レ「うん、俺も開けるね。」
2人がそれぞれ開けると、クレハのは猫の小さなマスコットストラップ、レトルトのは熊の小さなマスコットストラップだった。
ク「お揃いだね!」
レ「だね!ありがとうクレハちゃん、大事にするね!」
ク「私もありがとう!大切にするね!」
お互いストラップを眺めながら、2人の時間を楽しんだ。