第21章 サプライズ
ヨシヤと詩葉は、神社を参拝していた。
ヨ「やっぱ良いよな神社。静かだし、景色も良いし。」
こ「そうだね。ねぇ、何で急に旅行しよって言い出したの?」
ヨ「いやぁ!それが急に行きたくなって!」
こ「…。嘘でしょ。」
ヨ「え?」
こ「喜夜嘘つく時の癖があるんだよ。」
ヨ「…はは、やっぱ嫁には適わないか…。」
こ「…何があったの…?」
ヨ「…ごめん、今は言えない。」
こ「…そう。」
ヨ「なぁ、詩葉。」
こ「ん?」
ヨ「何があっても、どんな障害があっても、絶対詩葉を嫁にする。その時まで俺頑張るから!」
こ「…。それ壮大な死亡フラグ。」
ヨ「ははっ、だな。それでも言葉にしたかったからさ!」
こ「…分かった、でも早くしないと誰かの嫁になっちゃうかもよ?」
ヨ「それは困る!てかさせぬ!」
こ「ふっ、期待して待ってるわ。」
詩葉は、少し不安に思ったが喜夜の言葉を信じようと思い、神社に向き直し
ーどうかこのまま平穏な毎日であります様に…ー
と、心の中で願った。