第9章 風が吹く
楓「、、、あぁん、、あっ、、、はぁ、、、」
楓は体を捩って実弥から与えられる快感に耐えている。楓が実弥が太ももの傷跡を舐めているのに気づいた。くすぐったいような、変な感じだ。
楓「、、、さねみっ、くっ、、、」
実「、、あぁ?」
実弥が、顔を上げる。その表情が思っていたより鋭くて、楓は内心、首を傾げた。
楓「、、、もっ、、けが、、いたくないよ、、、」
傷跡のことでそんな表情になっているのだろう。楓は実弥にそう言った。実弥は傷跡を一撫でする。
実「、、俺の大事なもんに傷つけられて、腹が立った」
思わぬ実弥の告白に、楓は顔を茹蛸よりも真っ赤にした。楓の様子に気づいた実弥も、つられて顔を赤くする。
楓「、、、さねみくん、、すき、、、もう、いいよ?」
楓の言葉は、実弥は楓の中から指を抜いた。変わりに硬くなった自身の昂りをあてがう。
楓「、、、あぁぁぁぁっ、、、」
昂りが押し込まれ、楓は体をピクピクさせた。
実「、、悪ぃ、、もう限界」
実弥がゆっくり腰を動かし始める。