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風が吹く【鬼滅の刃/不死川実弥】

第5章 3人で任務


三人が頂上に着くと、見慣れない物があった。まるで木の枝で家を作ったようだ。
「おやおや、人様の家に勝手に入るとは。失礼だね、君達。」
木の枝の家の上に鬼が座っていた。着流し姿で、背格好も人間とほとんど変わりない鬼だ。ただ目だけは血のように赤かった。
粂「君がここを根城にしてる鬼かな?」
鬼「いかにも。あぁ、その服、見覚えがあるよ。前にも人様の家に勝手に入り込んできたなぁ。みーんな食べちゃったけど。」
鬼が思い出したように、ククッ、と笑った。
鬼「一人で来てもダメだから、今回は三人で来たの?おや、珍しい。女の子がいるじゃないか。女の子の肉は柔らかいから好きなんだ。」
鬼が楓を見て、舌舐めずりをした。
楓「簡単には食べられてあげない。」
楓は足元に伸びてきていた木の枝を切ると、跳び上がった。
楓「壱ノ型、塵旋風・削ぎ」
放った技は鬼の前に出来た、木の枝の壁に当たり、鬼まで届かない。
粂「弐ノ型、爪々・科戸風」
粂野の技で、木の枝の壁に穴が開いた。
実「陸ノ型、黒風烟嵐」
すかさず実弥が技を放つ。しかし鬼の姿はそこにはなかった。
鬼「連携が取れてるねぇ。それに三人共、そこそこ強そうだ。面白いねぇ。」
鬼は近くの木の上に立っていた。また舌舐めずりをする。
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