第4章 初 体 験(♡♡)
それから買ってきたお菓子を食べながらネトフリで映画を見たり、お腹を空かせたリエーフのためにおにぎりと肉野菜炒めを作ってあげたりして、あっという間に時間は過ぎた。
途中、アリサさんから連絡があって、リエーフがうちに泊まることと、明日の朝は病院までわたしが送ることを伝えた。
「大学、午前中あるんじゃ…」
『別に1回ぐらい出なくても死なないよ、
それよりリエーフのことの方が心配』
黒尾にレジュメとってもらうから気にしないでと言えば、ようやく納得してくれたようだった。
眠たそうなあくびがリエーフから出始めたので、今日はここで寝てね、と客間に案内する。と、不服そうな声。
「なんで悠里の部屋じゃないの…」
『怪我人が何言ってるのよ、
階段上らせるわけにいかないでしょ』
「えぇ…じゃあ一緒に寝て?」
『そう思って布団2枚敷いてあるから』
じゅあ許す、と満面の笑み。電気を客間だけにし、リエーフの足の氷を外して、代わりに湿布を貼った。それから足を上げておいた方がいいからと、枕を足元に積んであげて、一緒に布団に寝転ぶ。
「あーあ、俺、最後に全国行き掴んでから、
悠里にえっちしようって言いたかったのに」
『今それ暴露しないで、寝るんだから』
「寝ないと、ダメですか?」
え、ダメですけど。全然ダメですけど。
隣の布団からにゅっと手が伸びて、リエーフの布団に引っ張り込まれる。下手に暴れると右足を蹴っ飛ばしそうで、抵抗することも出来ない。
やめなさいと口では制止するも、リエーフの手は止まる訳もなく、するするとTシャツの裾から入り込んでくる。そしてブラトップの上からやわやわと胸を揉む。完全にスイッチ入ってしまったようだ。
「悠里のおっぱい、きもちぃ」
『ん、こら…手、抜けってば、りえ、っふ』
「声、かわい。イイトコ、当たりました?」
長い指が、するりと布地の下に潜り込み生肌に触れ、胸の突起をわざとらしくかすめる。あぁ、もうダメかもしれない。わたしも、止まれなくなりそうだ。
ねぇ、シよ?
色っぽい吐息混じりの声。それから、おしりに感じる、硬い、熱。