第7章 夏 休 み 合 宿 後 半 戦(♡)
口の中のスポドリが無くなったあとも、悠里の事は離さず、ちゅっちゅとキスは続行。だんだん悠里の息も上がってきて、色っぽい声出てきてる。めっちゃ可愛い。
後で怒られるかもしれないけど、だって溜まってるんだもん。俺だって健全な男子高校生だし、好きな人とひとつ屋根の下みたいな状況なのに、えっちはできないし。
スポドリの味がする、甘ったるいキスをようやく終えれば、俺を見上げる可愛い彼女。
『ちょ、ま、酸欠……あと、首痛い……』
「わっ、ごめんなさい!飲みますかスポドリ!」
『飲む、けど口移しはもう嫌!』
悠里センパイが俺に買ってきたやつなのに、結局3分の1ぐらい飲んでるじゃん、なんてことは置いといて。
ふぅ、と一息ついてシャツをパタパタと扇ぐセンパイは、首筋から鎖骨にかけてが色っぽくて、そんな気を抜いた姿すら可愛い。たまらず首に吸い付けば、馬鹿何してるのと頭を叩かれる。
「ふふ、虫除けつけちゃいました」
『やめてよね…前それうなじにつけたでしょ』
「え!あ、いや、そんなことは…」
『黒尾にバレたんだからね!
お盛んですねとかからかわれたし!』
お盛んなのリエーフだけなのに、と不服そうな悠里センパイの耳に口を寄せ、じゃあ帰ってもえっちは無しですか、と聞く。顔を見てにっこり笑えば、ぽっと赤くしたほっぺた。
それは違うんじゃない、と小さくごにょごにょ言う先輩が可愛くて、やっぱり離したくないなって腕の中に再び収納。このサイズ感がたまらない、めっちゃ可愛い。小さいから可愛いとかじゃなくて、悠里だから可愛いんだけどね。
『そろそろ部屋戻ろう、みんな待ってる』
「ですね!」
最後にもう一回、とワガママを許してもらい、そのぷるっぷるの唇を堪能して、おやすみのハグをして悠里センパイとは別れた。
もちろん、戻ってくるのが遅くてみんなに色々言われたし、後で聞いたら、悠里センパイも首に咲いた華のせいで同室のマネたちに色々聞かれたらしい。
何にせよ、明日で合宿も終わりだ。今年もバーベキューあるかな、なんて淡い期待を抱きながら、目を閉じればするすると眠りに落ちていった。