【SPY×FAMILY】dear twilight ※全年齢
第3章 ふあんのいろ
ふたりが再び外出したあと。
ユノはテレビを真剣に見ていた。
しばらくして。
テレビの前から離れ、白米を研ぎ始める。
ごはんが炊けるまで、洗い物をし、洗濯をし。
家事に勤しんでいた。
「頑張らないと………」
滲んだ汗を拭い、手を洗う。
炊きたての、ほかほかご飯を お椀に盛った。
「いただきます」
手を合わせ、ごはんのみを黙々と食べる。
食べ終わり、もう一度よそい。
また黙々と食べる。
ユノは しばらく、それを繰り返していた。
夕方。
アーニャが汚いものを見るような顔つきで帰宅した。
ロイドはその顔については、面倒くさいのか触れない。
「はは、ただいまかえった、………」
「!!」
ユノは、床に倒れていた。
「ユノ!!」