第2章 二千年後の君へ
「何か直接の手柄を立てたわけではなくても‼︎
息子の死は‼︎ 人類の反撃の糧になったのですよね‼︎?」
母親は叫んだ
しばらくの沈黙が周りを抜ける
「もちろん_______!
……………
…… ………イヤ…
今回の調査で…我々は……今回も…」
男性は目をギュッと閉じ、歯を食いしばった
「なんの成果も‼︎ 得られませんでした‼︎
私が無能なばかりに……‼︎ ただ いたずらに兵士を死なせ…‼︎
ヤツらの正体を…‼︎突きとめることができませんでした‼︎」
男性は泣きながら謝った
その光景をシロイラとクロイラは観衆に紛れて見ていた
クロイラ「今回も…凄い犠牲だ…」
シロイラ「私が…あの時…怪我をしなければ…
死傷者は少しは…減っていたのに…
おまけに…クロまで…」
クロイラ「シロ!もう過ぎたことだ!
いつまでもくよくよしてたらダメだ!」
しかし、その2人をみた人はいなかった…