第2章 二千年後の君へ
女性をみた団長と思われる男性はブラウンの母親とわかると、兵士へ命令した
「ブラウンの母親だ…
持ってこい…」
1人の女兵士が馬の方へ歩いてゆき、一つの包みを渡しました
「…え?」
それを見た母親は真っ青な顔で男性を見上げた
そしてゆっくりと布をめくった
そこには右手が一本だけ入っていた
「それだけしか 取り返せませんでした…」
「…うぅ…… うぁ……
うああああぁぁ うぁああぁぁぁ」
母親は腕を抱きしめ、泣き叫んだ
「う…うぅ…
…でも… 息子は…役に立ったのですよね……」
「……‼︎」
男性は驚いた顔で母親を見た