第2章 二千年後の君へ
しばらく走って辿り着いたところは、既に人垣で埋まっていて何も見えない状態だった
エレン「クソー 人垣で見えねー」
エレン達はすぐ側にあった木箱に登った
しかし、そこから見えたのはエレンが期待したあの英雄の姿ではなく、多くの兵を失い絶望に満ち溢れた調査兵団員の行進だった
たくさんの兵が傷つき、その姿にエレンは言葉を失った
「これだけしか帰ってこられなかったのか…」
「今回もひどいな…」
「100人以上で調査に向かったハズなのに…
20人もいないぞ… …みんな…食われちまったのか…」
「ブラウン‼︎ ブラウン‼︎」
人垣の中から1人の女性が飛び出してきた
「あの…息子が…ブラウンが見当たらないんですが…
息子は…どこでしょうか…?」
女性は団長と思われる男性にしがみついた