第6章 生きてこの先の刻を共に
帰りを待っていてくれる人がいる。
それはとても幸せなこと。
私にはそんな"家族"はいないけど
家族のように
家族以上に
大切だと思える人達ならいる。
貴方にも
貴方が無事に帰ることを
祈り待っていてくれる人達がいるでしょう?
命を犠牲に責務を果たす。
それは物凄く尊いこと。
でもお願い。
尊くなくていい。
格好良くなくていい。
どんな形でもいいから
命の炎だけは消さないで。
ううん。
そんなこと
私がさせないよ。
絶対に絶対に
させないから。
例えそれが
貴方が責務を全うしたいと言う気持ちを
否定していると思われたとしても。