Volleyball Boys 3《ハイキュー!!》
第5章 ★はないちもんめ:角名
びくびくと跳ねる、角名くんのソレから、どくどくと溢れる液体が、そのまま喉の奥に注がれる。同時に、つんと鼻につく、青臭いような匂いがして、あぁこれが精液の、いわゆる“イカみたいな”やつかと納得がいく。
『ん、んぅ......っ、ん、ん...』
「喉奥やっば...
飲み込むのに締まるのきもち...」
必死に嚥下すれば、ゆるく動かされる角名くんのソレ。口の中からずるりと引き抜かれたモノは、角名くんの吐き出した性と私の唾液で淫らにてらてらと光っている。
開けて、と言われて舌を出して口を開けば、まだ残ってるよと舌の上をぐにぐにと指で押される。陽菜乃なら分かるよね、と質問では無いそれに、ごくりと喉を上下させて答える。
「全部飲んだね、えらいよ陽菜乃」
『りんたろ...』
きゅ、と目を細めて何時もみたいに笑う角名くんの名前を呼べば、次はお掃除できるよねと言われる。お掃除とは、と疑問に思ったのも一瞬で、要するに、目の前のソレをもう1回舐めて綺麗にしろということはすぐに分かった。
少しだけ柔くなったそれを、再び口に含む。根元から、ゆっくりと舐め上げ、白いそれを舌でぬぐっていく。先端のくぼみに溜まったのを、ぢゅうと吸えば、角名くんの腰が分かりやすく揺れる。もう1回、と吸い付くと、角名くんの口からは甘い声が漏れた。
「ん......ちょ、っと、それだめ」
『ふ、わっ』
グイッと頭を上に引っ張られ、ちゅぽと口の中から角名くんのモノが抜ける。やってくれたなと言いたげな表情に、私も少しだけ微笑む。
そのまま隣に座らされれば、噛み付くようにキスをされる。やわやわと食まれる唇、しばらくして堪能しきったのか、離れると、べぇと舌を出した。
「陽菜乃の口、まっず」
『倫太郎が口に出したからやん』
「早くお茶飲んできて、キスがげろまずい」
なんて勝手な人だと呆れながら、ご要望通りお茶で口をサッパリさせれば、再び降ってくるキスの雨。
この続きは明日な、と笑うと、角名くんは私の首筋にちうと吸い付いて、満足そうに自分の部屋に帰っていく。高校生とは思えないような色気たっぷりの顔に、私はしばらく玄関にへたり込んでいた。