Volleyball Boys 3《ハイキュー!!》
第5章 ★はないちもんめ:角名
びくりと肩を震わせ、角名くんの上から退けようとする。が、腰に回された腕がそうはさせてくれない。
そのまま角名くんはゆるゆると動かして、まるで本番さながらの腰使い。ぐりぐりと、角名くんのモノに秘部をジャージの上から刺激され、堪えきれず吐息が漏れる。
『ふ、ぅ……りんたろ、止ま、って...っ』
「でも陽菜乃は止めて欲しくなさそうじゃん」
『ちが、っ、お願い、は、ぁ……ぅ』
「腰、揺れてんで?」
角名くんの手が、Tシャツの中に滑り込み、くびれから腰にかけて這う。初めての感覚にぞわり、背中が粟立ち、びくんと腰が跳ねる。
さぞ愉快そうに笑うと、角名くんは私の腰に回していた手を緩め、床に下ろしてくれる。じんじんと疼くそこは、まるで熱を持ったみたいだった。
「選んで、今ここで俺に犯されるか、
心の準備して明日ベッドの上で鳴くか」
『な、っ...!?』
はよ選んでと角名くんは急かすが、そんなこと急に言われてじゃあこっちにしますなんて、言えるわけが無い。何も言えずに固まっていると、陽菜乃が答えられるようにしてるわと、無慈悲なカウントダウンが始まる。
「じゅーう、きゅーう、はーち」
『え、と...』
今、ここでか。それとも、明日か。
「...ろーく、ごーお、よーん」
角名くんの中で、私とえっちすることは、もう決定事項なのだろう。それなら、覆すことは出来ない。
「にーい、いーち、決まった?」
『あ、あした、明日がいい...』
絞り出した、か細い声。震える息、長い瞬きをして、目線を上げれば、満足そうに笑う、角名くん。
「陽菜乃のことやから、
絶対に明日って言うと思ったわ、ほんなら」
ぐん、と頭を引っ張られる。目の前に、角名くんの膨らみ。
「まだ治まらんから、しゃぶってや」
『え、あ、しゃぶる...?』
「フェラ、って聞いたことない?
陽菜乃のせいでこうなったから、
一発ヌいて楽にしてって言うてるんやけど」
できるよね。
できないとは、言わせない。そんな圧を含んで頭上から降ってくる声に、私は拒否権を持っていない。こくりと頷くと、場所変えようかと角名くんは真新しいベッドに腰掛けた。