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Volleyball Boys 3《ハイキュー!!》

第1章 ★Vê você:日向



 ぱちゅ、ばちゅん、と水音が壁に反響する。ずっと同じリズムでナカを突かれ、それがずっと続く気がして、頭がおかしくなりそうだった。


『しょ、っう、よ、アッ、ま、待っ、てぇ』


「ごめ、むり。陽菜乃、よすぎる、ツ」


 腰をよじって前に前に逃げようとするが、ウエストをがっしりと掴まれてしまってはもうどうしようも無い。上半身を支えていたはずの両腕は、今や力無くベッドに投げ出され、少しでも快感を逃そうとシーツにすがるが意味は無い。


「ちゃんと、からだ、ッ上げて、?」


『ひゃっ、や、ぁああ、それ、らめぇ…ッ』


 翔陽に両腕を掴まれ強制的に上体を起こされる。手が肩をがっちりと押さえ込み、律動が再開される。いわゆるロールスロイスって呼ばれる体位。自身の体が重力で沈むところを狙って翔陽が突き上げてくる。これ、ほんとにやばい。

 背中にかかる翔陽の吐息が、触れられたところが、熱くてあつくて、とけてしまいそう。


「おれ、そろそろイきそ…っう、」


『んっ、あ、わ、わたっ、しも、げんか、ぃ』


 ばちゅばちゅと打ち付けられる速度が早くなり、翔陽の息が荒くなっていくのがわかる。翔陽のソレがイイトコロをかすめた瞬間、目の裏がチカチカと弾けるような感覚に襲われ、私は3度目の絶頂を迎えた。


『ンッ、あ、イっ、いってる、や、とめッ』


「ごめ、イく……ッ」


 びくびくと跳ねる私に、翔陽はスパートをかけるように強く、速く腰を打ち付け、程なくして達した。

 びゅ、びゅくん、と翔陽のモノが脈打つのが薄い膜越しに分かる。下腹部に添えられた手で、ぎゅっとお腹を押され、無意識でやってるのだったら怖いなとぼんやり思う。

 抜くね、と小さな声で言われ、ずるりと自分のナカからソレが出ていくのを感じる。そのままごろりと橫たわれば、翔陽も同じように寝転がってきた。


「やばいわ。どえらい気持ちよかった」


『私も。めっちゃきもちよかった』


 こんなに出たもんほら、と言いながら白いのがたぷたぷに入ったピンクのゴムを見せびらかしてくる翔陽に、ばっちぃからやめなさいとデコピンを食らわせる。

 ちゃんと、年相応のガキだ。言うても同い年だが。


 
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