Volleyball Boys 3《ハイキュー!!》
第1章 ★Vê você:日向
先の方をちろちろといじめながら、ちらりと様子を見れば気持ちよさそうに目を閉じて、感覚を研ぎ澄ませる翔陽。綺麗な顔、その眉間にシワが寄っている、それすら可愛らしい。
視線を感じたのか、翔陽が瞼を持ち上げ、こちらを見下ろしてくる。なに見てんだよ、と、照れたのを誤魔化すように頭を撫でられる。
ぐぷ、ぢゅぷ、と、唾液を潤滑剤にしながら口いっぱいに頬張れば、腰骨に添えた手にびくりと震えているのが伝わる。根元まで、と思い喉奥まで導くと、ソレの根元の方がどくんと脈打つ。
『せーし、のぼっふぇる』
「そういうの…言わなくていい、からッ」
余裕のなさそうな声が、余計に積極的にさせる。口腔内にやや陰圧をかけ、スパートをかけるように口を上下に動かして扱きあげる。ちょっと待って、と、頭に両手を添えられるが、大して力も入ってないので問答無用で継続。
「まじで、やば……っ、出る、から」
離れて、と肩を押されるが、するりと腕を腰の裏に回してがっしり掴み、その意思がないことを示すと、観念したように押される力が弱まった。程なくして、このまま出すから、と言われ、頭をぐっと押し付けられた。
「あ、……イッ、く…出すよ………うッ」
『ふ、んぐ……っ!』
喉の一番奥、びゅくん、びゅくんと脈打って、白濁が流れ込んでくる。鼻に抜ける独特な匂いは、思っていたよりずっと濃くて、こういうことをする機会があんまりなかったんだなと思った。
達したことで荒い息をする翔陽。精を吐ききって、ふに、と少し柔らかくなりつつある口の中の雄を、そのままゆるゆると舐めると、徐々に硬度を増していく。ちょっと待て、復活早すぎる。
『しょ、よ、?』
ちゅぷ、と先を吸い上げながら口を離すと、やたら色っぽい表情を浮かべた翔陽と目が合う。
「それ、飲んで?」
喉に手を這わせながら、男の人で言う喉仏の辺りをすりすりとさすられる。元よりそのつもりだったから、と思い、2回ほどに分けて口の中のものを飲み込む。
ごくん、ごくん。
指の下で軟骨が2度上下したのを確認し、いい子だね、と微笑む。そんな翔陽は飛びっきりえっちに見えた。