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Volleyball Boys 3《ハイキュー!!》

第5章 ★はないちもんめ:角名



再び溺れる、キスの海。いつの間にか両手は頭上に上げられて、角名くんの片手にまとめて抑えられている。


快楽をこぼさないように、と角名くんの唇に必死に答える。そのせいで、下半身へのガードが緩くなっていたのを角名くんはもちろん見逃さなかった。


『んっ、んん、ぅ、や、りんっ』


「ふふ……ここもかわい」


太ももの付け根、恥骨の辺りの下生えを少し撫でて、そのまま指は割れ目を辿るように下りていく。角名くんの中指が、くんと、曲げられる。くちり、鳴る音は密かで、それでも2人きりの部屋では鼓膜が拾うのに十分だった。


「めっちゃ濡れてる」


『やだ、ほんとにしぬ』


「こんなんじゃ死なんよ、
 ただちょっと、エッチな音がしてるだけ」


『〜っ、倫太郎、いじわる』


「でもそういう俺も好きじゃん」


くち、くちゅ。ゆるゆると割れ目に沿って指を滑らせる角名くんは、やっぱり余裕そうで。悔しいと思いながらも、そのもどかしい刺激に擦り付けるように腰が動いてしまう。


指入れるね、と言うと、角名くんは指をそのままナカへと押し込んできた。他人の指がうごめく、異物感はあるけど、痛いとか、苦しいとか、そういうのは無い。


「平気?」


『う、んっ、なんか、ムズムズするけど』


「なら大丈夫やな」


角名くんの指がくちくちと音を立てて抽挿される。お腹の裏側というか、臓器の中を内から刺激されるような、初めての感覚。まだ、気持ちいいのかどうかは分からない。んんんと声を上げれば、角名くんは痛くないか毎回確認してくれた。


「初めての陽菜乃でも、
 きもちくなれるところ、知りたい?」


『ふ、ぇ……?』


中指を秘部に沈めたまま、角名くんは器用に親指を使って恥骨のすぐ下の突起をつんとつつく。あん、といかにもな、本当にわざとらしい程に甘い声が聞こえ、慌てて口を塞いだ。


「その反応は、ココ自分で使ってた?」


『っ、し、らない…っあ、ん』


嘘、知ってる。


たまに、どうしようもなく身体がムズムズする時があって、だいたいそれは生理の前後だったりして。そういう時は、ソコを刺激して自分を慰めることはあった、けど。


こんなに、気持ちいいなんて知らなかった。


 
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