第4章 初めての仲間
「おれは海軍の敵だぞ!!死刑にしてみろ!!!」
そう言ってモーガンに殴りかかる。それを見ていた海兵たちも動きを止めた。
「身分も低い称号もねェ奴らは、このおれに逆らう権利すらないことを覚えておけ。」
ルフィのパンチを斧で受け止めたモーガンはルフィに切り掛かる。
「おれは海軍大佐斧手のモーガンだ!!!」
「おれはルフィよろしく。」
『あ、私はリン。』
「別に自己紹介の場じゃないですからねリンさん!!」
違ったみたい。だってルフィがよろしくなんていうから。その間にもルフィとモーガンの戦闘は続いていた。
「死ね。」
モーガンが腕の斧を横に振ると、ルフィが避けた後ろの壁や柵がスパッときれた。
「なんて切れ味だっ!!」
周りが驚いている間にがら空きの正面に蹴りを入れるルフィ。全体的に大ぶりな動作のモーガンをルフィがすばしっこい動きで蹴りやパンチを決めていく。
「つ、強すぎる・・・!!!」
「モーガン大佐が一方的に・・・!!」
ルフィの強さに皆が驚く中、ルフィがモーガンに馬乗りになり止めを刺そうとする。
「何が海軍だ。コビーの夢ぶち壊しやがって。」
「待てェ!!!」
ルフィが無視して顔に一発。
「待てっつたろアホかこのォ!!」
叫んでいるのはバカ息子のヘルメッポだった。コビーに銃を向けている。
「こいつの命が惜しけりゃ動くんじゃねェ!!ちょっとでも動いたら撃つぞ!!!」
「ルフィさん僕は!!ルフィさんの邪魔をしたくありません!!!死んでも!!!」
「ああ・・・知ってるよ。」
ルフィは笑顔でそう返した。
「諦めろバカ息子。コビーの覚悟は本物だぞ!!」
「おい!!てめェ!!動くなっつったろ!!撃つぞ!!!」
ヘルメッポがそう叫んでいるが本当に撃つそぶりはない。ヘルメッポにはコビーを撃つ覚悟がまだ足りない。
「ルフィさん後ろ!!」
そうこうしてるうちにモーガンが起き上がってきたようだ。
「おれは・・・海軍大佐だ・・・!!」
「ゴムゴムの・・・、」
『「!!」』
皆が同時に動いた。
「銃!!!」
ルフィがヘルメッポを殴り、コビーを助け出す。
「ルフィさん危ない!!!」