第4章 初めての仲間
「くそ、かってェな。この結び目・・・。」
『同じく。』
「おい!グズグズするな!!」
『あ、片方の手解けた。』
「バカ野郎刀をよこせ!!」
そうこうしているうちに海軍がもう目の前まで迫っていた。もう間に合わない。誰もがそう思った時。
ガキン!!
ゾロが縄から解放され、全ての刀を受け止めていた。
『おおー。』
「かっこいいっ!!」
「てめェらじっとしてろ。動くと斬るぜ。」
この時海兵たちの心は一つだった。
「(怖すぎる・・・!!!)」
ゾロはそのままルフィにいう。
「海賊にはなってやるよ約束だ!!海軍と一戦やるからにはおれも晴れて悪党ってわけだ。だがいいか!おれには野望がある!!
世界一の剣豪になることだ!!!
こうなったらもう名前の浄不浄も言ってられねェ!!悪名だろうがなんだろうがおれのなを世界中に轟かせてやる!!!」
「いいねェ、世界一の剣豪!!海賊王の仲間ならそれくらいなってもらわないとおれが困る!!!」
『そうだね。』
「ケッ、言うね。」
「しゃがめゾロ!!ゴムゴムの・・・鞭!!!」
ゾロが止めていた海兵を一網打尽にした。
「てめェは一体・・・!!」
「おれは、ゴム人間だ!!」
その言葉を聞いて海兵たちがざわめき出す。
「ゴム人間!?た、大佐!!あいつら、我々の手にはおえません!!」
「無茶苦茶だ!!あんな奴ら!!!」
「それに、ロロノア・ゾロと戦えるわけない!!」
海兵たちは化け物じみた強さの二人に怯え始めていた。するとモーガンが口を開いた。
「大佐命令だ。今、弱音を吐いた奴は頭を撃って自害しろ。このおれの部下に、弱卒はいらん!!」
海兵たちは理不尽な命令に躊躇っていた。
「命令だ!!!」
その言葉に一人、また一人と銃を自身の頭に向け始めた。
「どうかしてるぜこの軍隊は・・・!!」
ゾロがそう言ってやめさせようと構えた時、ルフィが飛び出して行った。