第4章 初めての仲間
「基地を取り囲め!あの麦わら小僧は絶対に逃すんじゃねェぞ!!」
片手が斧になっている大きな男がやってきた。あれがモーガン大佐だろう。ルフィは案の定何かやらかしてきたようだ。
「おもしれェことやってくれるじゃねェか。お前ら四人でクーデターでも起こそうってのか?構えろ!!!」
いつの間にか海軍に取り囲まれ、銃を一斉に向けられた。
「射殺しろ!!!」
誰もが三人の死を覚悟した時、リンは空からよく知る気配が近づいてくるのを感じた。するとルフィが空から降ってきてみんなの代わりに銃で撃たれた。
「お前っ!!」
「ルフィさん!!」
しかしルフィは平気な顔で笑っている。撃たれた銃弾はルフィの体を伸ばすのみ。
「効かーん!!!」
そうしてルフィは銃弾を全て弾き飛ばした。その人間とは思えない現象を見て海兵たちが慄く。それを見て悪戯が成功したちと言わんばかりに笑うルフィ。驚いたのはゾロもだった。
「てめェ・・・!!一体何者なんだ!!!」
「おれは、海賊王になる男だ!!」
ゾロを見てニヤリと答えるルフィ。
「ほら、お前の剣どれだ?わかんねェから3本もってきちゃった。」
『ほんとだ3本。』
「三本ともおれのさ、おれは三刀流なんでね。」
「ここで一緒に海軍と戦えば政府に楯突く悪党だ。このまま死ぬのとどっちがいい?」
「てめェは悪魔の息子かよ・・・。まァいい、ここでくたばるくらいならなってやろうじゃねェか、海賊に!!!」
「やったァ!!仲間になってくれんのかよ!!」
『わーい。』
二人で両手を上げて喜ぶ。
「わかったらさっさとこの縄解け!!」
なぜかコビーは泡を吹いて倒れていたので、(ルフィが撃たれたことに気絶した)二人で縄を解くことにした。
「あいつなんだ・・・!!銃弾を弾き返しやがった!!!」
その頃海軍は動揺していた。
「ありゃただの人間じゃねわェぞ、あのガキ・・・!!噂に聞くあの悪魔の実シリーズの何かを食いやがったに違いねェ。」
「あの海の秘宝を!?じゃあ今の能力は悪魔の・・・!!!」
海軍たちがざわめく。
「大佐!!あいつらゾロの縄を!!」
「解かせるな!!」
「銃がダメなら斬り殺せ!!」
おおお!!と雄叫びを上げて海軍がこちらにやってくる。