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夢の冒険

第4章 初めての仲間


リンが同じ様に空を見上げた。すると視界の端に海軍基地の塔の上からこちらに銃を向けているのがわかった。リンを狙っている様なので避けようとしたが、避けるとゾロに当たってしまう。

『っ嫌な位置から・・・!!』

「おい!!」
「リンさん!!」

リンが撃たれるのと同時にコビーがこちらに走ってきた。

『いったい。コビー、今ルフィが海軍基地の中にいる。一旦逃げるよ!』

「ルフィさんが!?いったいなんで・・・。というかリンさん大丈夫ですか?血が出てます!!」

『ちょっと掠っただけだから大丈夫。怪我は最小限に抑えた。縄解くの手伝って、コビー!』

コビーはこちらを心配そうに見ながら、ゾロの縄をほどき始めた。

「おい!いいのか?おれに手を貸せば海軍に殺されるぞ。」

「いいんです!僕は自分が正しいと思うことをやるんです!!そして立派な海軍になるんだ!!ルフィさんが海賊王になるように!!」

「海賊王だと!?本気で言ってんのか!」

『ルフィはそういう人。』

「彼は本気なんです!」

「そうか・・・。そろそろ海軍が降りてくる。おれは後一ヶ月待てば解放される。お前れは先に、」

「解放されませんよ!!あなたは三日後に処刑されるんです!!!」

「何言ってやがる・・・!!後一ヶ月耐え切れば助けてやるとあのバカ息子が約束を、」

『初めから彼にそんな気はなかった。だからルフィさんはあなたの代わりにあいつを殴った。真剣に生き抜こうとしたあなたを踏み躙ったから。』

「な、なんだと!!」

「もう海軍はあなたたちの敵に回ってるんです。お願いです!この縄を解いたらルフィさんを助けてください!!」

『あなたに海賊になれとは言わない。でもルフィが強いのはほんと。協力してくれる?』

そうこうしているうちに磔場に海軍が到着した。

「そこまでだ!モーガン大佐への反逆につき、お前たち三人を今この場で処刑する!!」
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