第3章 新しい家族
「ルフィ!」
ルフィが顔にサーベルを受けた。
「殺してやる・・・!」
「やめねェか!!!!ルフィをはなしなァ!!!」
とどめを刺そうとした手下にダダンが止めに入った。
「ダダン・・・!!!」
「なんでお前らここに!!!・・・オイ!!ルフィ!!危ねェ!!」
ダダンの死角からほかの手下がルフィを狙っているのがエースの目に映った。
「ルフィに手を出すなァー---!!!!」
エースが叫ぶとブルージャムの手下たちがみんな泡を吹いて気絶した。それを見たブルージャムがエースを押し倒す。
「何をしやがった!!!胡散臭ェガキめ!!!」
「ウォ!!!」
ブルージャムが銃を構え、まさに発砲しようとしたその時。
『やめろッッッ!!!』
どこからか石が飛んできて銃がブルージャムの手から弾き飛ばされた。
「リン!!?」
石の飛んできたほうを見るとリンが背中から翼を生やして飛んでいた。
『エースを離して!!!』
リンはそのままとびかかりブルージャムを蹴り飛ばした。その勢いのままエースの隣に降り立ち助け起こすと、そのまま後ろに下がった。
「オイ!!その翼なんだ、リン!!!」
『説明は後!!今はここから逃げなくちゃ!!遅くなってごめんねみんな!!!』
「さァて・・・、にげるぞ!!!」
「ハイ、お頭!!!エース急げ!!!」
「おれは、逃げない!!!」
「何言ってんだエース!!!そいつはやめとけ!!!ブルージャムのヤバさはハッタリじゃねェぞ!!!子供が粋がっていいレベルじゃないんだよ!!!」
『ダダンさん達はルフィを連れて今のうちに逃げて!!エースは私が絶対守って見せる!!!大丈夫、行って!!!』
「リン・・・、いくら何でも・・・。」
『いいから、行って!!!』
「二人とも必ず帰ってこい!!おまえたち行くよ!!!」
「ハイ!!!」
そういってダダン達はルフィを連れて逃げていった。その後ろ姿を横目に確認しながらブルージャムに向かい合う。
「ガキと女・・・。なめられたもんだなァ。」
お互いに武器を構えるー。